それぞれの幸せ

また、若い命が消えてしまいました…。

私は特に好きだったりしたわけではないですが、残念なことと思います。

でも、彼女が不幸かと言ったら、決してそうではなかったんではないかと…。

幼い子供を残していくこと、愛する者をより先立つことは辛かったでしょう。

それでも、彼女は心から愛する人に出逢えた。

その人と結ばれ、子供を生むこともできた。

数年という短い年月だけど、その子供を一緒に育てることもできた。

それは、とても幸せなことだったんではないかと思います。

とても愛されて、そして愛していた。

だから彼女は、辛い時でも笑顔を見せることができたのではないかと。

それは、決して不幸ではなく幸せなことだったんではないでしょうか。

病気は不幸なことだったかもしれないけど、彼女の人生は幸せなものだった。

私は、そう思えてなりません。

どうか、安らかにお眠り下さい。ご冥福をお祈り致します…。