第一ステージ

それではいかせていただきます。
松田優さん特集、第一ステージです。

まずは出会い、なんですが・・・。
これは、はっきりとは言えないんですが、多分、デビュー決まった時に、お顔は見たんじゃないかと思うんです。

松田さんは、あの天下の大スター・小林旭さんの監督作品「春来る鬼」でデビューされました。
当時、スポーツ新聞で、そのことを読んだ記憶があります。
何せ我が家は小林さん贔屓なものですから、小林さんが監督をしたというのを覚えてるんですね。
オーディションで選ばれたわけですから、写真とか出てたと思うんです。それを見たんではないかと。

しかし、あの小林旭さんに選ばれた方なんですよね。凄い方です、松田さん!

そして、私が松田さんを、松田優として認識して見たのは、小沢和義さんの「SLANG―黄犬群―」でした。
松田さんは、渡辺裕之さんの抱える、殺し屋の一派という感じだったと思います。
その中で、リーダー格といった印象でした。とにかく、目立って見えました。
あの端正なお顔を、いかにも悪人、といったふうにつくられていて、迫力があったんです。
パンにぬられた白い粉をなめるシーンがあるんですが、怖~!と思わず口に出ちゃいました。

もっと怖かったのは、撃たれても撃たれても立ち上がってくる姿。
多分、あの白い粉は、アレだったんだと思うんですね。だから何度でも向かってくる。
あの鍛えられたたくましい大きな体で、ターミネーターのように倒れては立ち上がりしてせまる姿は、
まさに、圧巻としか言いようがありませんでした。
私の中に、大きな存在感を残されました。

そんなに長いシーン出られたわけではないんですが、十分存在感を示されていましたね。
松田さんにはこの作品で、魅せられた、という気がします。
この作品で、終盤に出てこられる松田さんの迫力を、是非感じていただきたいです。