第五ステージ

いよいよ明日がお誕生日ですね!
それでは、松田優さん特集第五ステージへと参ります。

今日ご紹介する作品は、異論のある方もいらっしゃるかもしれません。
はっきり言って、松田さんの出番は少ないです。
でも、あえてこの作品を選ばせていただきました。
その作品というのは、「首領の一族」です。

昨日ご紹介した「修羅の血」で、松方弘樹さんとの主従関係が、というお話を書かせていただきました。
あの作品を思い出したら、他の作品で並ぶお二人を、どうしても見たくなってしまったんです。

共演されている作品は、いろいろあると思います。
その中で、お二人が主従関係で共演されている作品では、これが一番新しいかなと。
それで拝見したんですが、やっぱりいいなぁ、と思ってしまいました。

松方さんは関東の巨大組織の会長。松田さんはその部下。やっぱり、ボディガードも務めてるんですね。
何かの時には、常にそばに仕えています。そして、松方さんの多くを語らない非情な命令に、
表情を変えることなく、一言返事をし、また、感情をあらわにすることもなく、任務遂行。
その姿がよく似合うなぁ~と思いました。

松田さんは、クールであまり表情を変えない役、合いますね。
でも、その裏には熱い想いが隠されているんですよね。
松方さん演じる会長や、組に対して。だから、ああまでクールでいられるんではないかと。
会長のため、組のためと思えば、会長の命令に逆らうこともなく、ただ遂行あるのみ。
ストイックとさえいえそうな行動が、何だか松田さんに似合っているような気がしました。

でも、会長の身に危険が及びそうな時には、そのクールさがなりをひそめる。
そして、その感情を面に出す。
この違いがいいなぁ~と、私は思いました。
必死の形相の最後の絶叫は、今でも聞こえてくるようです。

本当に、松田さんの出番は少ないです。
これも2本組みでして、後半では、一体いつ出るの!?と思ったくらい、なかなか出てきて下さいません。
それでも、松田さんの印象ははっきり残っています。
私が松田さんを意識していたからとかだけでなく、やはり、際立った方だからと、感じました。

昨日の作品は、ヤクザものとはいえ、かなり笑える場面のある作品でした。
今日の、この「首領の一族」はそういったところのない、シリアスなヤクザものです。
そのシリアスな中の、クールな松田さんを、是非ご鑑賞下さい。
出番は少なくとも、観た人にその印象を植え付けて下さることと思います♪