リップ、オブ、スパイ

拝見いたしました、『スパイ道』の「リップ、オブ、スパイ」。
いや~、笑いました!おもしろかったですよぉ。
あの短さで、あれだけ笑えるって、すごいと思います。

出演者の方々の個性がちゃんとあって、さすがだなぁと。
加藤トモヒロさんの、後先考えない、能天気そうなキャラ。
本宮泰風さんの、ぶちきれて、そこまでするか、って突っ込みたくなるキャラ。

そして、中原翔子さんの、一見クールな美人スパイ、実はそうでもなかったりして。
韓国語の読唇はできないからって、適当に、しかもお色気たっぷりにでっちあげ。
途中から相手も見ずに、もう自分の世界に入り込んだかに見えてしまいました。
その演技に呼応して、身悶えしながら、感情のままに矛盾した叫びをあげる小沢仁志さん。

最後には、でたらめがばれてしまい、一転していつもの強面、シリアスになる男性のお三方。
翔子さんだけは、ばれて、ヤバっ!って、ちょっと必死の形相になっちゃって。
本当に皆さん、おかしかったです。

小道具にも笑ってしまいました。
最初に、仁志さんがご登場の時に呼んでいた台本。
Vシネマをご存じない方にはわからないでしょうが、あれは「修羅場の侠たち」のものでしたね。
私たちファンには、おいしい、楽しい演出ですよね♪
お話には聞いていましたが、本当におもしろい作品でした。

ところでこの、『スパイ道』、DVDリリースもされてたんですね。
2月6日に、「0093女王陛下の草刈正雄」とツインパックでリリースされているそうです。
私は見たことがありませんが、レンタルもされているんでしょうか。

それにしても、脚本・監督を担当された、KAZUこと小沢和義さん。
こんなおもしろい作品を、撮って下さるなんて。
新たな魅力をみせていただきました♪