男と女

こんなタイトルつけると、何か艶っぽいイメージがしちゃいますかね。
 
そんなこともないかな・・・。
 
もちろん、全然艶っぽい話ではありませんので。
 
 
録画した「仁義」シリーズを観ていて、事務員役の松田純さんのこんな台詞がありました。
 
『私も男に生まれてきたかったな・・・』、という台詞。
 
これは竹内力さん演じる仁と榊原利彦さん演じる義郎が大暴れした後、二人で笑いあってる姿を見て、
 
ちょっと淋しげにつぶやいた言葉なんです。
 
それを聞いて思わず、わかる・・・、と今度は私がつぶやいてしまいました。
 
 
女性の皆さん、そんな風に思われたことありませんか?
 
私は昔からよくそう思ったことがあります。
 
女でよかったー!と思うことももちろん多いし、今、女でよかったと思っています。
 
でも以前は、男に生まれていたらなぁと、そんなことを思ったことがあるんです。
 
 
別に殴り合いの喧嘩がしたいわけではないけど、男同士の友情って、女同士のそれにはないものがある。
 
そんなところにちょっと憧れてしまうんですよね。
 
 
私の通った中学はけっこう悪くて、先輩というのは怖い存在でした。
 
でも、男子はおはようございますもこんにちはも、一度の挨拶でOK。
 
ところが女子は先輩が気付くまで、二度三度こんにちはこんにちはこんにちは、と・・・。
 
馬鹿らしいと思いませんか?
 
私はこれがすごくいやで、仕方ありませんでした。
 
 
その頃から、男子はさっぱりしてていいなぁと思いました。
 
ま、裏ではいろいろあったりしたようですが・・・。
 
 
長じるにつれ、女でよかったと思うことのほうが多くなりました。
 
それでもどこかに、男に生まれてきたかったな、という台詞に共感する気持ちはあるんですね。
 
松田さんの台詞で、そのことを思い出してしまいました。
 
 
前回観た時も聴いてるんですけど、今回はやけに響いてきたんですよねぇ。
 
先日、小沢和義さんにお会いしたりしたからでしょうか。
 
今回はやけに、気になります・・・。
 
 
そうはいっても、女の私に生まれてきたからこそ今の人生今の出会いがあったと思います。
 
だから、私は女に生まれてきたことに感謝、です。