岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説

女番哀歌(スケバンエレジィ)を観て、全部観ようと思ったカオルちゃんシリーズ。
第一作目の最強伝説、拝見させていただきました。

いきなり地元のやくざ、島田組の組長さん、ぶっ飛ばしちゃってましたね。
私はこの組長さんは、「ムラマサ」でのイメージが強いんですよね。ムラマサにとり憑かれた男の役。
だから当然暗いというか、重いイメージ。でも、この役はおもしろいですね。
やくざなので、それなりに悪いところもあるんですが、何ともいえない軽さがあって。
けっこう好きになってしまいました。

そして、この作品では暴れてましたね、イサミちゃん。
鮫島さん、でしたっけ?おでこに<鮫>って書いてあって、果たし状持ってきたのは。
彼の頭をレンガで殴ろうとする時のあの表情。何だかとても楽しそうに見えました。
そんなイサミちゃんを、かわいいと思ってしまいました。髪も短くてさわやかで。
でも、学ランで彼女と腕くんで歩いてましたね~。あれはさわやかではないかな(笑)
だけどやっぱり、アクションが素晴らしくって、観ていて気持ちよかったです。

そんなイサミちゃんとは対照的に、かわいそうだった四万十。
スケバンでは待ちぼうけをくわされて、この作品では名乗りあうこともなくぶっ飛ばされちゃって。
普段、本当にワルだなぁ、と思う役をされてますが、この作品の彼の姿には、哀愁を感じてしまいました。
四万十、がんばれ!と、ちょっと応援したくなっちゃいました。

そういえば、音楽を担当されている奥野敦士さん。このシリーズにご出演されてるんですね。
そして、辻つんさんもご出演されていました。どうしようもない親父役で。
今よりも細くて、キャストでお名前を見るまで気付きませんでした。

ワンちゃんの名前はいつもチャっピーなんですね。初代は白い子で。
やっぱりかわいかったですね~。ドラム缶から顔だけ出してる姿、特にかわいかったです。
メイキングで、ドラム缶の中で丸まって寝てる姿は、犬好きの私にはたまりませんでした♪

で、カオルちゃんですが。やっぱり笑ってしまいました。
こんな言い方すると怒られそうですが、スケバンの時よりも、人がましい気がしてしまいました。
でも、怒った時のカオルちゃんは、まさしく仁王様のよう。
拳銃の弾指でほじくり出そうとしてる人と、喧嘩しようなんて気、起こりませんよ(笑)

このシリーズは、本当におもしろそうです。
世の不条理に胸を痛ませることもなく、難しいことを考えることもなく拝見できそう。
カオルちゃんの暴れっぷり、仁王様っぷりが爽快です。
また、次の作品が、とても楽しみです♪