侠鬼

久々、Vシネマ鑑賞した観想です。
この「侠鬼」は、竹内力さん主演です。
共演に、小沢和義さん、山口祥行さん、濱田万葉さん、中野裕斗さん、加藤大祐さん、山口仁さんなど。

力さんは、ひとりで300人殺して、横浜のある組を壊滅してしまったという、希代の殺人者の役。
そんな男のクローンをつくろうと目論むものが現われ、話は進んでいきます。

力さんは、いかにも殺しのプロ、という気がしてしまいました。
ネタバレになってしまいますが、山口さんや和さんを殺る時、一発でケリがつくであろう、頭を狙ってました。
戦闘能力の高そうな二人を、一発でしとめるために下した判断のように思えてしまいました。
あとの集団は、さほどでもないと下されていたような・・・。
私の考えすぎでしょうか(笑)

でも、自分がクローンだと知らされた時のあの表情は、ハードな男のものとは思えない表情でした。
生きてきた記憶があるのに、自分の体は人によってつくられたものだとわかったら、
それはどれほどの絶望感でしょうね。ちょっと想像がつきません。
だけど、力さんの演技は、その耐え難い絶望感のようなものを、感じさせてくれました。

それにしても、山口さん、ああいう狂気的な男、うまいですねぇ。
あぁ、イッチャってるよ、と思わされてしまいます。
ご本人は、いたって爽やかそうな感じの方でしたけど。
最期も、すごいおわりかたをしていました。ちょっと、怖かったですね。
力さんが思わず振り返った気持ち、わかるような気がしました。

中野さんは、ちょっとあっけなくって残念でした。
もうちょっと、拝見していたかったです。

そして、和さんなんですが・・・。
いや~、もう何なんですか、和さん!カッコよすぎます!
最初は普通に、落ち着いて拝見していました。あぁ、カッコいいなぁ、と。
それが、山口さんの運転する車での移動中、サングラスかけているのを見て、もうダメです。
うおーっ!カッコいい!!何てこのサングラスが似合うんだぁ!?と、大興奮。
談笑しながら警官撃っちゃったりとか、そんなところにもうっとりです。
そんな和さんをいいと思ってしまう私も、相当アブナイかもしれないですね(笑)
とにかく、カッコよくてたまりませんでした。
いいですよねぇ、ああいうサングラスが似合っちゃうって。憧れてしまいます♪

ところで、劇中に、腕時計型携帯?携帯付腕時計?そういったものが出てきます。
こんなのあったらいいよなぁ、なんて思っていたら、本当にあるんですね、携帯電話機能付腕時計って。
日本にはまだ入ってないようですが、驚きました。
技術の進歩って、すごいですね。

それから、この作品を拝見し返した、数週間後の出来事。
任侠系のコーナーを、観て回ってる時、男子高校生が数人そこへ。
そのうちのひとりがこう言ったんです。
『俺ひとりで300人殺したとかって話観てみたいんだけど。』って。
それって、この作品のことですよね?
思わず、君が探しているのはこれでしょう!と声をかけたくなりましたが、恥ずかしいのでやめました。
結局、どれだかわからなかったようで、すぐいなくなってしまいました。

そんなことはさておき、和さんのサングラスに興奮せずとも、とても楽しめる作品でした。
力さんは、何だか本当に不死身のような、そんな感じがしてしまいます。
まだご覧になっていない方、是非一度、お手にしてみて下さいね♪