5DAY

小沢仁志さん特集も、早5日目。もうあさってがお誕生日なんですね。
それでは今日もまいります。

今回ご紹介させていただくのは、「FM89.3MHz」です。
89.3は、ヤクザ、とお読み下さい。

15年ぶりにシャバに帰った男、大川組の工藤準次がこの作品での仁志さんです。
戻った準次に任されたのは、ミニFM局という、ヤクザらしからぬシマ。
抵抗を覚えるものの、組長には逆らえない昔気質の男・準次。

そして、ひょんなことからDJをする羽目に。
それが大うけしてしまい、ひとり奮闘していたゆかタンとともにDJにおさまることに。
普通じゃありえない放送は、大人気になってしまいます。

そんな中、組で禁じられている薬に、兄弟分が手を出しているという情報が。
準次の周りには、不穏な動きがみられるようになります。

もう、登場からカッコいいです。渋いです。
コートを羽織り廊下を歩く後姿が、哀愁漂うようで、素敵なんです♪

でも、作品の中では、コミカルだったりして笑わせて下さいます。
シマのことや、家族のことで悩む姿も、何とはなしに笑いを誘われました。
しかし、番組内で抗争していた組どうしに手打ちをさせてしまったりして、
そんなシーンには、思わず、さすが仁志さん(準次じゃなく仁志さん)!と思ってしまいました。
ヤクザがDJじゃなければないような質問には、笑わされます。

いいなぁと思ったのは、迷いが晴れた時の準次の表情です。
とても清々しく感じられて、好きでした。

その準次にこのシマを任せた組長を、堀田眞三さんが演じられています。
これが、わっかいオネエチャンに入れあげているんです。
そしてどこかとぼけた感じが、組長らしからぬ組長、という感じでした。

だけど、いい感じで力が抜けていて、いざという時にはピシッ!としめる。
そんな姿に、さすがはベテラン!と思いました。
何だか、かわいらしい組長でした。
他にも個性的な脇役の方が揃っていて、終始笑わされていたような気がします。

ヤクザがDJをするという、この奇抜な作品。
予告で、ハリウッドでも真似できないとありましたが、本当にそうかも、と思います(笑)

時に渋く、時にはコミカルな仁志さんを、この作品で是非ご覧下さい♪