ジャズ水滸伝

以前にもお話しましたが、今一番好きな作家さんは今野敏さんです。
今クール放送している、『ハンチョウ』の原作者です。

ちなみに、原作とはイメージが違うので私は観ておりませんが・・・。

この今野さんは警察小説で有名となりましたが、いろんなジャンルを書かれているんです。
デビュー作は、ジャズがテーマなんですねぇ。
しかも、今野さんの得意分野である武道も入っている作品なんです。

同じく、ジャズと武道がテーマになっている作品が、初の長編でした。
何度か題名を変えながら世に出た作品が、現在「奏者水滸伝」となって発売されています。
こちらは7作で全シリーズが揃うそうなんです。

で、まずは第一作目の「奏者水滸伝 阿羅漢集結」を読んでみました。
実をいうと、ちょっと自信がなかったんです、読みきれるか・・・。
音楽は好きでも、読むとなるとどうなのか。
ましてや興味があるとはいえ、ジャズに関しては門外漢の私。

しかし、読み始めてそんな不安はすぐに消え去りました。
やっぱり今野さんはおもしろい!
ぐいぐいと読み手を惹きつける文章で、先を読まずにはいられないんです。
できることなら一気に読んでしまいたいぐらいでした。

何がおもしろかったって、その演奏風景です。
文章なのに、音の洪水を感じるような気がしました。
ジャズは詳しくないので、こんな感じなのかなという音楽の想像はできないんですが、
心を震わす音楽が聴こえてくるようでした。

そして、今ジャズが聴きたくて聴きたくて仕方ありません。
聴いたことはあるんですが、全部ヴォーカルメインのものなんですよ。
だから、楽器だけのものが聴きたい、そう思うんです。

何から聴くといいのかよくわからいので、とりあえずスタンダードからがいいのかな・・・。
そろそろコンサートの準備で、B’zのアルバムをかりて聴かないと行けないので、
その時にジャズのコーナーも見てみようと思います(^^)

皆様も、一度今野さんの作品読んでみて下さい。
おもしろいですよ♪