個性

先日、今アメリカのオーディション番組にはまっていると書きました。
そこでよく耳にするのが、個性という言葉。
 
モデルに関しては別ですが、ある一定の水準まで行けば、うまいのは当たり前。
そこにそれぞれの個性を出し、自分にしか作り出せない世界を作らなければいけない。
できなければ、ただうまいというだけで記憶には残らず、姿を消していきます。
 
最近読んだ本にも、この個性というものを感じさせる表現がありました。
その時に、思ってしまいました。
私は、どれだけ自分の個性を人生に反映することができているんだろうと。
 
普通に暮らしていれば、個性を強く発揮させる必要なんてないのかもしれません。
でも、私の中でくすぶっているものがあり、それが爆発したがっている・・・。
そんな気がしてならないんです。
こうしてブログを書くことも、自分の中にある何かを表に出してしまいたかったからかもしれません。
 
私は子供の頃から、自分の気持ちを表に出さないようにしていました。
高校の時は一番中のよかった友人に、鉄仮面といわれるほどでした。
今のほうが、ずいぶん気持ちを表してしまっていると思います。
 
ある時には、私も本来の自分をかなり出せていると思う時があります。
でも、臆病な自分がいて、人に嫌われたり疎まれるのが嫌でいい人を演じている・・・。
それも私の一部ではあるんでしょうが、まだまだ出てきていない自分が眠っている。
個性という言葉を聞く度、そんな思いが湧き上がってきます。
 
もう数年したら半世紀になろうという年齢ですが、いまだに本来の自分と向き合うのが怖いのかもしれません。
いや、この歳になってしまったから余計に怖いのかも。
どうしようもない自分を見せられて、それが人から嫌がられるものだったらと思うと。
人は、一人では生きていけませんからね。
 
でも、やはりいつかは対峙しなければいけないんだろうと思います。
私が私らしく、悔いのないよう楽しく生きていくために・・・。